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アルバム『プログレス』全曲解説

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文:IRON-CHINO



1、EIZO Japanのテーマ ~鉄の十字架~

2022年にバンドが復活した時、新たな船出をイメージして作った曲です。

当初作った曲のテンポが速すぎ、英三さんから「インスト単体の価値ではなく、ライブで皆が曲に合わせて拳を挙げられるテンポでないとオープニングSEにならない」と言われ、現在の形になりました。



2、おれが正義だ!ジャスピオン

人生で何度も挫折を味わった時に思い出した曲です。

楽曲の起承転結、ヒーローのイデアともいうべき歌詞、HELLOWEENの「How many tears」の如きスピードメタル然たるリフに加え、"己の信念を貫くため再び闘いの場に立つ" その精神性が込められたギターソロ。どれをとってもイデオロギーの化身のような曲です。



3、輝け!ラーメンマン


冒頭の「あちゃー」という怪鳥音は、TV放送を意識しての事で、私が英三さんに無理を言って叫んでもらいました。気分は日曜朝!

複雑かつ、的確に唸る中華を感じさせる五音階4度和音の応酬。

エモーショナル極まるヴォーカルワーク。これぞアニソン!

ギターソロも中華風。そしてハイライトとなる高速アルペジオは、私とKira☆の限界ギリギリスピードで挑んでいます。



4、怒りの獣神

「これとラーメンマンは、プロレス繋がりなの?」と英三さんに聞かれましたが、特に考えてません。なぜなら私は、ライガーアニメの方を全話観ているから。とはいえ、やはりこの曲で浴びせ蹴りを連想しないという事も無いですよね。

ギターソロ前の「来い!」という不可解な叫びは、英三さん曰く「ロックなら普通はカモン!とかいうところだけど、この曲にはちょっと違うかなと思って」との事でした。いつでもアドリブ、いつでも真剣勝負。最高です!

ギターソロは、まさに屍忌蛇さんから継承した魂と私の人生が重なったような傑作となりました。我ながら興奮します。



5、紅のロンリネス

本作随一のマニアック曲ではないでしょうか。

ゼオライマーは、成人向け漫画からの関俊彦さん主演OVAという夢のアニメでした。そしてその知名度を確固たるものにしたのはやはりスパロボでしょう。

絶対に誰もやらないであろう、これぞ隠れた名曲。

ヘビーメタルのドラマティックな音楽性が、見事に楽曲の魅力を倍増させています。ちなみにこの後奏は、全て録音した後に思い付いて追加録音したものなのですが、まるで本来このような曲であったかのようです。



6、太陽の翼

私のルーツ、そしてフェバレット音楽は言うまでもなくカイ・ハンセン率いるGAMMARAYです。

そして勿論、理想のシンガーは坂本英三なのですが、そうした"ジャーマンメタルを坂本英三が歌った"ような、マイ理想バンドは世界に存在しませんでした。

これがまさに!ジャストそれ!

宇宙の歴史138億年の中でこれが初めての曲であった為、それが如何なる化学反応を起こすのか予測不能ではありましたが…

私の仮説が真理だった事は、この曲が証明してくれました。

宇宙の真理!ファイバード!



7、仮面ライダーBLACK

賢明なオーディエンスの方々は既にお気付きかと思いますが、冒頭などに出てくる主題メロディは『仮面ライダーBlack Sun』(2022年)のメインテーマをモティーフにしています。

やはり賛否両論あれど、Blackこそが初代仮面ライダー以来の最高傑作であり、最後の昭和ライダー。その誇りを持ってペンを走らせました。

英三さんの精神パワーも、この曲が最高潮に思えます。

ヘビーメタルとは何か?! それは永遠に曲がらぬ信念。

握った拳に食い込んだ爪が流す血こそが我々の涙だという事を痛感させられます。



8、メロスのように-LONELY WAY-

ライブではお馴染みであったナンバー。EIZO Japanでアレンジされるのは2回目みたいです。

悲しい瞳で愛を責めないで。

ここまでが、THE ALFEEを目指したEIZO Japanでした。

ギターソロでは、まさに"神下ろし"。



9、めざせ! 1番!!

実はこの曲、私が生まれて初めて買ったCDです。

ラムネスは前作でも収録されましおり、MIDISAKA君の素敵アレンジでしたが、本作は私がモーレツに熱血してます!

今作中、最も英三さんのテンションが高いナンバーだと思います。

そして私の原曲リスペクトが最も強く出てしまっている曲でもあります。



10、さいごのろっく

これは英三さんのリクエストで収録された曲です。

桃井さんとの伝説のライブは、モモイストの間で今でも語り草になっているようです。私にとっても英三さんにとっても、それは重要な日でした。

桃井さんは、同じ時をアキハバラで過ごした者にしかわからない感覚を共有しているのさ!とか勝手に思ったりしています。

アルバムの最後を飾るに相応しい、まさしく私が坂本英三と出逢った時代を象徴するような、涙なくしては聴けぬナンバーです。



11、EIZO Japanのテーマ(Reprise)

これぞ様式美。

Fenderアコースティックギターとは、この曲を奏でるために生まれた楽器なのではないかとさえ思えてしまいますね。

人生。


 
 
 

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